若竹七海/文藝春秋/お薦め度 ★★★★
シリーズ第ニ弾、連作短編集
九編収録の連作短編集。そのなかでも「たぶん、暑かったから」がお気に入り。最後の数行で豹変する様に開いた口がふさがらない。
今年新訳で出版されたマーガレット・ミラーの「まるで天使のようだ」は最後の一行、本当に最後の一行で大逆転する離れ技をもった作品。それを彷彿させる!?
確かに主人公の葉村晶は「変人」かもしれない!?ストイック、禁欲的で厳格に身を持するさま、な部分とシニカル、皮肉な態度をとるさま、ひねくれた、な部分を持ち合わせることでシリーズが成り立っているところがすごい!
しっかりハマってしまったシリーズ、後二冊読破予定・・・
2015-12-30 14:42
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