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さよならの手口 [book] [若竹七海]

sample1.jpg若竹七海/文藝春秋/お薦め度 ★★★★

シリーズ第四弾

失業中のフリーターの探偵、葉村晶、現在、ミステリー専門店でアルバイト中、古書引きとりの最中に白骨死体を発見、その際に負傷、入院するはめに・・・

入院中にもかかわらず、明解な推理?で犯人を言い当てる。その様子を見聞きした同室の元女優が20年前に失踪した娘の安否調査を依頼する。死ぬ前に娘に会いたい、と。

御年40代、農家の離れのシェアハウス暮らし、無趣味、友人はほとんでいない、オトコとも縁なし・・・そんな葉村だが探偵としての力量は確か、納得するまで事件を追う。

娘探しだけでなく小さな事件が複層し、ワークホリックなリーバス警部を彷彿させる働きぶりが実に良い!それにしても運の悪い葉村晶に同情せずにはいられない。

しばらく葉村晶を追ってみることにします。


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