マーチ博士の四人の息子 [book] [~'23海外編]
ブリジット・オベール/早川書房/お薦め度 ★★★★
1997年刊
早川書房のフェイスブックに☆今売れています☆と。東京駅ないの書店では販売開始から約1ヵ月で、なんと400冊以上売れています!騙されたと思って手に・・・
マーチ博士の館で働くメイドのジニー、そこには博士の妻、四つ子の息子、クラーク、ジャック、マーク、スターク、が住んでいる。
ある時、ジニーは夫人のコートの裾に隠されていた「殺人者の日記」を発見する。俄かには信じがたい内容、幼いころからくりかえされた快楽殺人、が綴られていた。
書き手は四人の息子のひとりだと名乗っている。ジニーは殺人者の正体を暴くべく、事細かに「ジニーの日記」をつける。
「殺人者の日記」と「ジニーの日記」が交互に語られるプロットは斬新だが、殺人者の正体を暴く件は「禁じ手」を使った荒業。作品の魅力よりプロモーションの勝利!?
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