百番目の男 [book] [ジャック・カーリイ]
ジャック・カーリイ/文藝春秋/お薦め度 ★★★★☆
カーソン・ライダー・シリーズ第一弾
<精神病理・社会病理捜査班>、PSIT、ピスイットに所属、所属といっても私、カーソン・ライダーと相棒のハリーのふたりだけの捜査班。
ピスイットが追う事件は連続斬首殺人、ひとり目の被害者は男娼、ふたり目はデザイナー。ふたりとも頭部がなく、謎の文字が陰部に刻まれていた。
PSITと敵対する警部が指揮をとることになり、事あるごとに衝突するカーソン。加えて新人女性検死官の問題にも首を突っ込むことに・・・
このシリーズの魅力?のひとつは兄、ジェレミー、の存在。「羊たちの沈黙」のレクター博士を髣髴させる事件への助言?こちらはシリーズ第一弾から全開。
カーソンとハリーの活躍をテンポよく描いたサイコ・サスペンスの秀逸なシリーズ。
追伸:シリーズ最新刊「髑髏の檻」でカーソンと心を通わせるクレア、検死局長、も第一弾から登場。
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