他人の墓の中に立ち [book] [イアン・ランキン]
イアン・ランキン/早川書房/お薦め度 ★★★★☆
リーバス復活!
前作「最後の音楽」で定年退職したリーバス刑事、シリーズも終了と思われたが、あにはからんやここに復活!
復活と言えども刑事ではなく、犯罪事件再調査班の「お手伝い」。刑事ではないので権限は一切なし。そんことはお構いなしのリーバス。相変わらずの独断と偏見で捜査にあたるが、部長刑事のシボーンには一定の配慮が・・・
リーバスが掘り起こす未解決事件は、3人の少女たちの失踪。事件現場はA9号線沿い、失踪前に携帯から画像を送付していることなど関連性ありと判断、独断で事件に首を突っ込む。
新たな失踪者があらわれ、シボーンが捜査の指揮をとることになると、「お手伝い」から「刑事」に変身するリーバス。上司も、組織も・・・そんなの関係ない!
リーバスの敵対役に新シリーズ「監察官マルコム・フォックス」を登場させるなどサービス精神満載の一冊です。
次作もすでに用意されているそうです。うれしい限りですね。
コメント 0