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セプテンバー・ラプソディ [book] [サラ・パレツキー]

sample1.jpgサラ・パレツキー/早川書房/お薦め度 ★★★★☆

最新刊にしてシリーズ最長編

ロティの留守電に「私ジュディよ・・・殺される。助けて!」とのメッセージ、手術中のロティに代わってV・Iが女性のところへ赴く。現場に女性の姿はなく、カラスに突かれた男の死体が・・・

ジュディはロティの幼なじみ、ケーテ、の娘、どうしようもなくなるとロティを頼る覚醒剤中毒者だった。いやいやながらジュディの捜索を引き受けるV・I。

第二次大戦中のウィーン、幼いロティとケーテを呑み込んだ暗黒の時代が並行して語られる。

ケーテと一緒に暮らす孫、マーティン、が「計算の合わないことがある」と言い残し母同様に姿を消す。

科学者だったケーテの母親、マーティンが働いていた最先端企業・・・いつしか時代を超えた話がどんどんスケールアップして行く。

600頁超の長編にもかかわらず読者を飽きさせないプロットは流石だ!


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