雨に祈りを [book] [デニス・ルヘイン]
デニス・レヘイン/角川書店/お薦め度 ★★★★☆
パトリック&アンジー・シリーズ第五弾!
ストーカー行為に悩まされているカレン・ニコルズの依頼を受けたパトリック。犯人はわかっていた。男を脅かし、事件は解決した。
四ヵ月後、カレンはパトリックの留守番電話にメッセージを残したまま、投身自殺を図った。カレンのメッセージは折り返し電話をくれと言っていた。パトリックはそれに応えなかった。そのことがカレンに借りがあるように思えた。
この四ヶ月間で、カレンはぼろぼろになっていた。婚約者を自動車事故で失い、仕事もアパートも失っていた。
ふたたびアンジーをも巻き込み、真実に近づこうとするパトリック。
「愛しき者はすべて去り行く」は探偵としてちょっぴりメジャーになり、臆病風に吹かれたり・・・
そうかと思えば、本書のようにアンジーに去られ、事件を通じてよりを戻すことなったり・・・まさに人生そのものを時間軸で語ってくれる。
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