股旅探偵 上州呪い村 [bok] [~'23 国内編]
幡大介/講談社/お薦め度 ★★★★
時代劇+本格ミステリ+横溝正史!?
前作「猫間地獄のわらべ歌」同様、ユニークなミステリー!?
主人公は「木枯し紋次郎」、笹沢佐保原作、ならぬ渡世人、三次郎。旅先で看取った男は今はの際に、自分が村に帰らないと三姉妹が殺されると言い残した。男の遺髪を届けに、火嘗村へ向かう三次郎。
村で起こる怪奇な殺人事件、棺のなかから消える遺体・・・モウリョウ様の祟り?「八つ墓村」、横溝正史原作、をなぞるような火嘗村?
股旅探偵、三次郎、が最後に謎を解くのかと思いきや、「あっしには関わりのないことでござんす」と村を出てしまい、時代は明治へ・・・
富国強兵的な?結末といい、人をくった愉しいミステリー!
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