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四十八人目の忠臣 [book] [諸田玲子]

sample1.jpg諸田玲子/毎日新聞社/お薦め度 ★★★★

歴史時代作家クラブ賞受賞作

表題の通り、48人目の忠臣、その名は「きよ」。

二部構成、前半部分は討ち入りまでを「きよ」、磯貝十郎佐衛門を支えた女、の視点で進む忠臣蔵。

後半部分は「きよ」から「喜世」として大奥にあがり、六代目将軍徳川家宣の側室、七代目徳川家継の生母、「月光院」、として浅野家再興に尽力する後日談。なんともサービス満点な物語。

きよを含めた女たちすべてが「48人目の忠臣」であったというのが本筋だが、月光院にこだわった、我田引水な結末はどうなんでしょうか!?


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