ムーンライト・マイル [book] [デニス・ルヘイン]
デニス・レヘイン/角川書店/お薦め度 ★★★★
シリーズ第六弾
パトリック&アンジー完結編
「愛しき者はすべて去りゆく」の後日談。再びアマンダが消息を絶ってという。当時4歳だったアマンダもすでに16歳、伯母と会ったあと、パトリックは暴漢に襲われ、事件から手を引くようにと脅される。
12年の歳月はパトリックとアンジーにも大きな変化をもたらしていた。二人は結婚し、娘を授かった。仕事はと言えば、大手調査会社の下請けで、なかなか正社員になれずきゅううきゅうとしている。
調べが進むにつれ、アマンダが消息を絶つ理由はまったく見つからなかった。その一方、アマンダの友達ソフィーが誘拐される。
ロシア・マフィアの登場、急に金回りのよくなった母親、ソフィーのボーイフレンドの死・・・事件は混沌とした様相を呈してくる。
完結編を心ゆくまで味わってください。
イアン・ランキンの「リバース警部」に続き、「パトリック&アンジー」も完結、さびしい限りです。こうなったらマイクル・コナリーの「ハリー・ボッシュ」に頑張ってもらうしかありません。
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