高井忍/東京創元社/お薦め度 ★★★★
ミステリーズ新人賞受賞作
表題の巌流島をはじめ、忠臣蔵、新撰組、鍵屋の辻(三大仇討のひとつ、ちなみにあと二つは、曾我兄弟の仇討、赤穂浪士の仇討)を、人使いの荒い監督とシナリオライターがああでもないこうでもないとのたまううちにいつしか「新解釈」に行き着いてしまう時代劇ミステリー。
新撰組、近藤勇は池田屋事件を無理やり起こしていた!?なんていうことは本当にありと思ってしまう説得力は何だろう。
最新刊「柳生十兵衛秘剣考」に続き手にしたがなかなか面白い一冊。作者にはもっと大きな作品を期待したものだ。
2011-03-16 08:38
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