ステファニー・ピントフ/早川書房/お薦め度 ★★★★
MWA賞最優秀処女長編賞受賞作
舞台は1905年のニューヨーク近郊の小さな町、そこで起きた猟奇的殺人事件、捜査に当たるのはジール刑事とシンクレア教授。
研究対象者が事件に絡んでいる可能があると考えるシンクレア、大学教授であると同時に犯罪学研究所の主宰者、が協力を申し出るが、1905年(明治38年)、指紋・DNA鑑定なんてない時代、ジールとシンクレアは行きつ戻りつしながら捜査にあたる。何ともじれったいような気もするが、ニューヨークの描写とあいまっていい味を出している。
明治38年と言えば日露戦争終結、ポーツマス条約調印。そんな時代の歴史ミステリー。
2011-03-02 08:28
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