道化の館 [book] [タナ・フレンチ]
タナ・フレンチ/集英社/お薦め度 ★★★★
前作「悪意の森」を凌げるか!?
殺された女性に瓜二つの刑事・キャシー、上司の指示で替え玉として潜入捜査に当たることになる。殺された女性は古い館で四人と浮世離れした共同生活を送っていた。
まんまと替え玉として潜入することに成功するキャシー、時として捜査を忘れ、共同生活にのめり込む。
ここからのプロットが面白い。館の継承者に替え玉であることを見破られ、自身から告白したようなものだが、尚且つ替え玉を72時間継続することを願い出る。その結末や如何に!?
謎解き、捻りを期待されるとちょっと苦しいが、膨大な会話量、筆力には圧倒される一冊です。
結論:前作>本書。次作も用意されているようなので期待したいと思います。
コメント 0