遠藤武文/講談社/お薦め度 ★★★★
本年度江戸川乱歩賞受賞作
江戸川乱歩賞初の全15段、全面広告!?講談社の力のいれようがわかります
表題の通り、交通刑務所における密室殺人事件。
帯に「あなたは絶対に鉄壁のトリックを見破れない。そして必ず、二度読む」、と。然らばこちらも覚悟して読み進むことに。
近年、稀に見る傑作かといえば、「・・・」。
巻末に選考委員の選評あり、票が割れた選考の様子がうかがえます。大沢在昌の選評に近い感想を持ちました。
「視点人物が多すぎる。不要とも思える人物の視点まである。主人公だと信じていた人物が、実にあっさりと殺されてしまい、肩透かしをうけた」。
次作で勝負してほしいものです。
2009-08-18 12:17
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