曽根圭介/講談社/お薦め度 ★★★★
江戸川乱歩賞受賞作
毎年心待ちにしている江戸川乱歩賞、今年の出来は?
主人公は公安刑事。公安のイメージと言えば、陰湿、スパイ、エス、諜報・・・暗い、地味なものが多いはず。本書もそういう意味からすると成功の部類に入ると思いますが、捻りという点ではもう少し欲しかったなというのが率直な感想です。
公安ミステリーだけあった、どっちが本当なのかと疑いながら読み進むことは、イコール、著者の罠にはまること。「沈底魚」なんて公安ミステリーに相応しい表題ではありませんか!?
受賞後の作品をもう一度読んでみたいと思います。
2007-09-20 08:18
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