わが心臓の痛み [book] [マイクル・コナリー]
マイクル・コナリー/扶桑社/お薦め度★★★★★
クリント・イーストウッドが映画化
心臓移植を受けた元FBI捜査官テリー・マッケレブ、彼のもとに現れたひとりの女性、マッケレブの心臓は私の妹のものです、と。彼女はコンビニ強盗に遭い命を落としました。未だに犯人は捕まっていません。
術後まもないマッケレブだったが単独捜査に乗り出す。捜査官時代のネットワークを駆使、隣人、バディ・ロックリッジをお抱え運転手として雇い、情報を丹念に積み上げる。
情報の束から同じような未解決事件が浮かび上がってくる。元同僚たちの支援も得ながら、仮説をたて、検証を繰り返すマッケレブ。
ドナーの痛みは自分の痛み、ドナーの心臓で生かされている自分・・・そんな「わが心臓の痛み」が犯人を追い詰める。
最新刊「天使と罪の街」の前編。そんなことは気にせず愉しんでほしい。
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