ウエディング・プランナーは眠れない [book] [~'23海外編]
ローラ・ダムラ/ランダムハウス講談社/お薦め度★★★★
2006年アガサ賞最優秀処女長篇賞受賞
「手紙と秘密」/キャロリン・G・ハート、「夜明けのメージー」/ジャクリーン・ウインスピア・・・をはじめアガサ賞という「感じ」の作品が多い。本書もしっかりその線を踏襲している。
主人公のウエディング・プランナー、アナベル。アシスタント、ケイト。仕出料理人、リチャード。ウエディング・パーティの最中、いやみな花嫁の母親が毒殺される。その場に居合わせる三人。まずもって疑いをかけられるリチャード。
花嫁の母親、元夫、不倫相手、その妻・・・三角関係、四角関係のモツレによる犯行か!?三人による素人捜査が始まる。
「サム・ホーソーンの事件簿」を彷彿させる、ほのぼのとした部分とコメディタッチがあいまったアガサ賞受賞作。ぜひ一読あれ!
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