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秀吉の枷(上) [book] [~'23 国内編]

加藤廣/日本経済新聞社/お薦め度★★★★

「信長の棺」に続く第二弾!

前作「信長の棺」では「本能寺の変」をミステリーとして読ませ、本書では秀吉の立場から「本能寺の変」、それに続く「中国大返し」を歴史ミステリーとして読ませる。

中国から大返りで明智光秀を討った秀吉、そこに潜む太閤伝説最大の謎。

みなまで申しあげられませんが、
本能寺と南蛮寺の秘密の通路を知っていたの誰か?
明智光秀の動きを事前に察知、間接的に、謀反に加担したのは誰か?
中国大返りを可能にした演技者は誰か?

信長討つべしの心情変化を、飾り気のない文章で淡々と綴る作者。羽柴秀吉の大一番を見事に描いた一冊。

下巻は上巻にくらべ、いまいち評価が高くないようです。下巻を予告する「茶々」の登場で終わる上巻。羽柴秀吉から豊臣秀吉へ、天下人となった男の行く末を作者はどう描くのか?とりあえず上巻の書評とします。


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