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五郎冶殿御始末 [book] [番外編]

sample1.jpg浅田次郎/中央公論新社/お薦め度 ★★★★☆

「柘榴坂の仇討」の原作

時代は幕末から明治へ。武士が武士でなくなった悲哀と、武士魂、誇り、の折り合いのつけどころを描いた短編集。六編収録されているなかの一編に、9月20日封切りの「柘榴坂の仇討」あり。

表題の「五郎冶殿御始末」はもちろん、「遠い砲音」もいい作品。

映画化された「柘榴坂の仇討」は桜田門外の変に絡む近習と水戸藩士の物語。六編のなかでは静と動の絵づらが一番いいようだ。雪舞う柘榴坂の俥が静、桜田門外の変が動と・・・

六編とも心に響く作品!


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