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アイ・コレクター [book] [~'23海外編]

sample1.jpgセバスチャン・フィツェック/早川書房/お薦め度 ★★★★

曲者!

「参りました」という落ちと「もう一度ページをめくり直す」落ち、本書は後者

母親を殺し、子供を誘拐。制限時間内に父親が子供を探し出せなければ子供を殺す。しかも左目をえぐり取り・・・犯人は「目の収集人」と呼ばれる。

犯人を追うのは元警察官の新聞記者、ツォルバッハと盲目の物理療法士、アリーナ。

頁だてがエピローグ、最終章から始まり、プロローグ、序章で終わる。真逆の構成。レッドソックスのウエイクフィールド投手(今年引退)のような曲球。最後に犯人は明らかになるのだが、もう一度第一章を読み返すことになる。

犯人のルールは父親が子供を探し出すこと・・・


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