ねじれた文字、ねじれた路 [book] [~'23海外編]
トム・フランクリン/早川書房/お薦め度 ★★★★
10月7日、本年度CWA賞最優秀長編賞受賞の朗報
自動車整備士のラリー、治安官のサイラス、ふたつは幼馴染だったが、あることをきっかけに疎遠になってしまった。そのきっかけとはある少女の失踪事件だった。
25年を経たふたりが、また大学生の行方不明事件で再会をはたす。
25年前の事件同様、ラリーに容疑がかかる。何者かに撃たれ病院に運ばれるに至って、犯人自殺説まで飛び出す始末。
25年前のラリーとサイラスの関係、失踪した少女とふたりのつながりが次第に明らかになる。そのことが現在のふたりの関係にどういう影を落とすのか!?
ねじれた路が更にねじれたものになるのか?それともねじれた路がもとに戻るのか?じっくり読んでほしい一冊です。
追伸:南部の小さな町、この舞台設定なくして本書なし。
コメント 0