紫野貴李/新潮社/お薦め度 ★★★★
日本ファンタジーノベル大賞大賞受賞作
作仏工房の二代目、笠置亮祐を脇役に配した連作短篇集
時代は昭和初期、軍縮条約が結ばれるなか、開戦に備える海軍で起こる様々な事故、そのなかで亡くなった英霊の魂を鎮めたり、九死に一生を得たり・・・様々な奇跡を起こさせる彫物の物語。
怪奇現象といえばおどろおどろしいはずだが、本書は不思議と「よかったな」という安堵感を覚える。。そういう意味でも異色のファンタジーノベル。
旧海軍を題材にした長篇小説を筆者には期待したい!
2011-04-09 08:49
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