侵入社員 [book] [~'23海外編]
ジョセフ・フィンダー/東京創元社/お薦め度★★★★★
2005年バリー賞最優秀サスペンス賞ノミネート作品
ミイラ取りがミイラになる:人を説き伏せようとした者が、かえって先方と同じ意見になる。
送別会の費用を不正アクセスにより捻出したことがバレ、懲役刑に服すか産業スパイとしてライバル会社へ潜入するか迫られる、ダメ社員アダム。
専門家のトレーニングを受け入社試験をパスするアダム、偶然にもCEOの目に留まり、ダメ社員からいきなり上級社員に昇格する。アダムに用意されるコンドミニアム、ポルシェ・・・
ミイラ取りがミイラになっていくアダム。探り当てねばならないプロジェクト”オーロラ”、段々に感化され、いつしか情報操作をするようになってしまう。
もうこれ以上は書けません、一読あれ。どんでん返しの結末が待っていることだけお伝えします。邦題の「侵入社員」は実に的を得ています!原題の”PARANOIA”より数段GOOD!肩のこらない産業スパイ小説!
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