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天使のナイフ [book] [江戸川乱歩賞]

薬丸岳/講談社/お薦め度★★★★

前評判の高かった作品、その出来栄えやいかに・・・?

妻を惨殺した少年A、B、C。少年Bが殺される。「国家が罰を与えないなら、自分の手で犯人を殺してやりたい」とコメントした主人公・桧山。少年Bが本当に更生したのか知る必要があるとのおもいを胸に、施設を訪ねる。

続いて少年Aも殺される。これは天罰か、それとも誰かが仕組んだ罠か?「俺は殺していない!」

驚愕のラストは読んでいただくとして、少年法の下における、「被害者と加害者」、「加害者の罪としょく罪」を真正面から取り組んだ社会派ミステリー。

ただ残念だったのは、同じような境遇を持つ人物の登場させ過ぎ。ご都合主義と言われてもしょうがない。この点を除けば、前評判通りの一冊!


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