宮部みゆき/実業之日本社/お薦め度 ★★★★☆
財閥会長の運転手・梶田が自転車にひき逃げされ亡くなる。杉村三郎は、義父である会長から、遺された娘ふたりの相談相手にやるように命じられる。
妹の梨子は父親の思い出を一冊の本として出版し、犯人逮捕の役に立たいと思っているが、姉の聡美は妹の出版に反対する。
そんな折、三郎は聡美のトラウマ、幼いころの”誘拐”事件、と父に対する疑念を打ち明けられる。なぜか妹には内緒にしてほしいと。姉妹でありながら相反する思いを抱くふたり。もどかしさをおぼえながらも、梶田の過去を探る三郎・・・
著者、二年ぶりのミステリー、久々のミヤベ節に酔ってください。
2005-03-26 10:25
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