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塩の湿地に消えゆく前に [book] [~'23海外編]

sample5.jpgケイトリン・マレン/早川書房/お薦め度 ★★★★

MWA賞最優秀新人賞受賞作

謎解きのない?サスペンス

ふたりの女の死体が<サンセット・モーテル>のすぐ裏の湿地に、二本の棒線のように並んでいる・・・八週間後には、さらに女が五人増えることになる・・・七人の女、七つの警告。

こんな書き出しで始まる・・・

ボードウォーク沿いで占いの店を出している少女クララ、ある日、行方不明の少女の叔父が来店、少女の話を始める。サイキック、霊能者、じゃなくても少女の身に何か悪いことが起こったことは明白だった。

それ以来クララは不気味なビジョンに襲われるようになる。それらは占いに来た女性客や、失踪中の女性に関係があると思われ、さらにビジョンは強くなる。

ニューヨークからアトランティックシティに逃げ帰ってきたリリー、少しお金を貯めようと閑散としたカジノのスパで働き始める。カジノに出禁のクララと初対面でブレスレットを盗られてしまうが、クララは初対面にもかかわらず、リリーが自分を信じていると確信、助けを求める。

リリーが抱える大きな傷が、クララが一緒に暮らす叔母に促されるまま一線を越えることが結果としてふたりを犯人に接近させる。ふたりともジェーン・ドゥになってしまうのか?

「塩の湿地に消えゆく前に」何が、誰に起こったのか?死者からの声を書き記した心理サスペンス。




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