平凡すぎて殺される [book] [~'23海外編]
クイーム・マクドネル/東京創元社/お薦め度 ★★★★
ダブリン・トリロジー(三部作)第一弾
顔のパーツは各カテゴリーでもっともよくあるタイプ、まったくもって平凡な青年ポール。訳あって入院中の老人を慰問?する”おばあちゃんのなだめ屋”を務めている。
ある日、慰問した老人に誰かと間違われて刺されてしまう。老人はガンを患っていてポールを刺したのち亡くなる。老人は元ギャング、三十年前に人質が誘拐犯と駆け落ちした事件?に関わっていた。
老人の最後に立ち会ったことで組織からあの手この手で狙われる羽目になるポール。
そんな彼に手を差し伸べる?看護師ブリジッドと天敵刑事バニー、三人で組織の秘密を暴きだす・・・
前半部分がスローな展開なのでかみ合わない会話が面白く響かない。しかし、怒涛の結末は圧巻。第二弾に期待したい。
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