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パリ警視庁迷宮捜査班 [book] [~'23海外編]

sample5.jpgソフィー・エナフ/早川書房/お薦め度 ★★★☆

コミカル・サスペンス!?

アンヌ・カペスタン、警視正、「同世代の星」と言われた出世頭、犯人を至近距離から射殺、それが過剰防衛とみなされ停職処分に。彼女に用意された部署は「特別班」、パリ警察の不用品を押し込んでおく”ゴミ箱”、のリーダー。

いわくつきの面々、IGS内部の嫌われ者、”死神”、タレこみ屋、脚本家、大酒のみ、ギャンブル依存症、スピード狂・・・が集合。

彼らがゴミ箱から拾い出した事件は、20年前と8年前に起きた未解決殺人。

カペスタンと死神、脚本家と嫌われ者警視、がペアを組んでそれぞれ再捜査を進める。

なかなか面白そうな舞台設定ではあるが、落ちこぼれ軍団の描写に少々不満を感じる。メインの4人はいいとしても、その他の面々にもう少し頁を割いてもよかったはず、次作に期待しろということなのか!?

「このミス大賞」的な一冊!?ポケミスじゃなく文庫でよかった!


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