死を哭く鳥 [book] [カミラ・レックバリ]
カミラ・レックバリ/集英社/お薦め度 ★★★★
エリカ&パトリック事件簿シリーズ第四弾
500頁超えの大作!?事件だけを追うのであれば300頁でいいのかもしれないが、エリカとパトリック、それに娘のマヤ、妹のアンナ、元カレのダーンが加わったファミリーの話が加算されると500頁超えになってしまう。加えて今回はエリカとパトリックの結婚式が真近なので尚更・・・
普段は酒を飲まない雑貨店の女主人の飲酒運転による事故死、なにかひっかかるものが・・・そのトゲは資料室で抜けることになる。数年前、こちらも酒を飲まない泥酔自殺のファイルが見つかる。
一方、テレビ番組のクルー、出演者が町にやってくる。リアリティ番組、四六時中カメラがまわされ、それにより出演者への共感度が図られる。ランクが落ちたら即退場のサバイバルゲーム。出演者のひとりが殺される。
ふたつの事件がいつしか交わるとしか言えませんが、交わり方が実にいい。これは読んでのお愉しみ!
追伸:前作同様、警察署長メルバリの三枚目役もなかなかのものになってきましたよ。
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