宮部みゆき/中央公論新社/お薦め度 ★★★★
シリーズ第二弾・三島屋変調百物語事続
この黒白の間でのお話は、語って語り捨て、聞いて聞き捨てが決まりでございます
表題の「あんじゅう」は、四編収録されているなかの第三話「暗獣」。わたし的には「藪から千本」が気に入っている。
読売新聞朝刊掲載ということで挿絵も一緒になっていることが前作と大きな違い。なかなかユーモラスな挿絵が情景描写をより鮮明にしてくれる。
まだまだ続く三島屋変調百物語、前作はおちかの物語がからめてあったのでプロットは複雑だったが、本書は百物語に終始、次作はもう少し毒気がある物語を期待したい。
2010-08-01 09:45
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