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水時計 [book] [ジム・ケリー]

sample3.jpgジム・ケリー/東京創元社/お薦め度 ★★★★

CWA図書館賞受賞作家

ミステリーとしての要素はすべて揃っているのだが・・・

凍りついた川から引き上げられる車、トランクには死体。

大聖堂の樋のなかで発見される白骨化した死体。

ふたつの事件がいつしか迷宮入りの事件へ結びつくことになる。

事件を追うのは、週間新聞「クロウ」の上級記者、ドライデン。自動車事故で妻は意識が戻らない状態。

ここまで揃ったプロットなのに、なぜか寄り道をしてしまう。CWA賞のなせる業なのか!?(MWA賞ならもっとスピード感が・・・)

本格ミステリーであることには間違いない一冊。次作を期待したいものです。


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