黒い氷 [book] [~'23海外編]
オーサ・ラーソン/早川書房/お薦め度 ★★★
スウェーデン推理作家アカデミー2年連続受賞!
帯に偽りあり!?
スウェーデンと言えば、「ミレニアム」のスティーグ・ラーソン、大御所ヘニング・マンケル・・・イギリス、アメリカに続くミステリー界の第三勢力となりつつある国!?
女性弁護士レベッカのシリーズ第三弾。
凍った湖で女性の死体が発見される。被害者は鉱業会社の情報部長。社長・マウリは立身出世の人物。学生時代から株取引で巨額の財をなし、被害者・インナと弟・ディディの三人で会社を大企業に育て上げてきた。
ここまではいいのですが、三人の人物描写に時間を割きすぎ、肝心の殺人事件の捜査が遅々として進まないのはもったいない話。主人公・レベッカの存在感もイマイチ、こちらも残念なことです。
事件を中心に描いてほしかったな・・・
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