忍びの国 [book]

和田竜/新潮社/お薦め度 ★★★★

「のぼうの城」に続く第二作

今回の史実は「天正伊賀の乱」。http://www.m-network.com/sengoku/ninja/ninja03.html

「忍び」といえば「伊賀流」と「甲賀流」、山一つ隔てた場所にありながら、、ひとりの主君に忠義を尽くす甲賀忍者に対して、伊賀忍者は金銭による契約以上の関わりを雇い主との間に持たない点であるとされる。ここが本書の原点、頭の片隅において読み進んでください。

前作の準主役は石田三成、本書ではその役割を織田信長の次男、織田信雄（おだのぶかつ）が演じます。史実をもとに奇想天外な物語が展開される、「痛快・歴史エンターテインメント」のはじまり、はじまり・・・

追伸：「のぼうの城」はぜひ映画化してほしいものです。CGを駆使した時代劇、特に水攻めのシーンはけっこう見ごたえがあると思いますよ！脚本家はもちろん著者で・・・