凍土の牙 [book] [~'23海外編]
ロビン・ホワイト/文藝春秋/お薦め度 ★★★★★
「敵対水域」(1986年、冷戦のつづくバミューダ沖でソ連海軍の原子力潜水艦K‐219が沈没した。次第に迫る海水、薄れゆく酸素、そしてチェルノブイリの比ではない放射能漏れの恐怖…アメリカ軍の最新鋭潜水艦に数々の妨害をされながらも、非情な敵国の深海で必死に艦を、仲間の命を救おうとした乗組員たちの、胸をうつ感動のドキュメント)の著者とはつゆ知らず・・・
マルコヴォで起こった殺人事件-ロシアとアメリカの仲介で利ざやを稼せぐ金持ちと民警・二人が遺体で発見される-マルコヴォ市長、グリゴーリイ・ノーヴィクは人手不足の煽りをくらって事件の捜査を命じられる。時を同じくして、ひとり娘がマルコヴィから失踪。
収容所帰りの運転手、チューチンと共に、極寒の地、シベリアへ事件の手がかりと娘の消息を捜しに赴く。
<世界トラ保護団体>の美人研究者、元KGB少佐らを巻き込んだ一大活劇が始まる(表紙絵がすべてを物語っている・・・)。 寒い季節に、極寒の地を舞台にした小説を読むのもオツナモノ。
TBありがとうございます。
bookmanさんのリストは、渋いです。
「白骨」と「覗く銃口」は、狙っています。
では、、。
by indi-book (2005-11-26 20:49)