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ミレニアム5 [book] [スティーグ・ラーソン&ダヴィッド・ラーゲルクラン]

sample1.jpgダヴィッド・ラーゲルクランツ/早川書房/お薦め度 ★★★★

三部作第二弾

前作でサヴァン症候群の少年、アウグストの命を救ったリスベットだったが、その時の行動が違法行為にあたるとして、懲役二ヶ月の実刑判決を受ける。

収監された女子刑務所では、ギャングの一味であるベニートが所内を仕切り、美貌のファリアを痛めつけていた。珍しく?看過することが出来ないリスベットは看守をも支配しているベニートに立ち向かう。

そんな折、ホルゲン、リスベットの元後見人、がリスベットを訪ねる。ホルゲンの発した、レジストリ―の人間じゃないか?に反応するリスベット・・・

リスベットはまず、刑務所の区画長の弱みを握り、インターネット接続の出来るPCから必要な情報をハッキング、ミカエルに調査を依頼する。

遺伝環境研究レジストリ―という公的機関が画策した科学実験とは?それに翻弄させられた一組の一卵性双生児。リスベットと妹のアニカも研究対象だったとは・・・

前作より更にリスベットの少女時代の謎を掘り下げ、それに絡んだ心理学者に復讐の炎を吐くリスベット。更にファリアの件でベニートは脱走、ファリアの兄弟とタッグを組み、リスペットを急襲。結末は如何に!?

「ミレニアム4」はスティーグ・ラーソンの未完の原稿があった。本書は完全にダヴィド・ラーゲルクランツの手による「5」。「ミレニアム6」ではいまだ解決を見ないアニカとの戦い、本書では触れられていない、はどうなるのだろうか?


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