刀と傘 [book] [~'23 国内編]
伊吹亜門/東京創元社/お薦め度 ★★★★
ミステリーズ新人賞を含む連作短編集、「このミス・・・」2020年版国内編5位
尾張藩公用人、鹿野師光、佐賀藩から出京した、後の初代司法卿、江藤新平をホームズとワトソン役に配し、大政奉還から佐賀の乱までの動乱の時代を活かした趣向をそそるミステリー。
特に、最後の「佐賀の乱」は作者としてはしてやったりの一作。新政府内での軋轢で司法卿を辞した江藤新平、そのまま佐賀へ帰せば新政府への不満分子の受け皿になる。それを何とか阻止するよう命じられた鹿野師光がとった武士らしい?驚愕の行動とは・・・
なかなかいけてる一冊、次作を期待したいものです。
ミステリーズ新人賞を含む連作短編集、「このミス・・・」2020年版国内編5位
尾張藩公用人、鹿野師光、佐賀藩から出京した、後の初代司法卿、江藤新平をホームズとワトソン役に配し、大政奉還から佐賀の乱までの動乱の時代を活かした趣向をそそるミステリー。
特に、最後の「佐賀の乱」は作者としてはしてやったりの一作。新政府内での軋轢で司法卿を辞した江藤新平、そのまま佐賀へ帰せば新政府への不満分子の受け皿になる。それを何とか阻止するよう命じられた鹿野師光がとった武士らしい?驚愕の行動とは・・・
なかなかいけてる一冊、次作を期待したいものです。