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パリ警視庁迷宮捜査班 2 [book] [~'23海外編]

sample5.jpgソフィー・エナフ/早川書房/お薦め度 ★★★★

シリーズ第二弾

アンヌ・カペスタン率いる特別班に、局長からお声がかかる。過去の事件ではなく現在進行形の事件に加わるように、と。あり得ない命令、被害者が別れた夫の父親、元パリ警察警視正、だということが理由だ。

介入部、刑事部とは同列ではないが、情報共有化のため連絡員が置かれる。もらえる情報は断片的だが、同じようなふたつの未解決殺人事件に行きつく特捜班。

アンヌをリーダーにメンバーは8名、本書の途中から1名加わり、最終的には2名加わるのだが・・・前作では面々の人となりに割く頁がなかったが、本書では面々のクリスマスにフォーカス、少しづつではあるが親近感が増してくる。

いくら不用品のゴミ箱、特捜班のこと、とはいえ、これだけの頭数が揃っているわけだからふたつの部局より早く、義父殺害の犯人を見つけ出すことが出来るのか?

次作もあるのだろうから期待したい。

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