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処刑の方程式 [book] [ヴァル・マクダーミド]

sample199.JPGヴァル・マクダーミド/集英社/お薦め度 ★★★★★  

イギリスとアメリカで評判となった本書、CWA賞、MWA賞ノミネート、ですが、日本での人気はイマイチ!?わたしは大ファンですが・・・

まるで密室状態な閉鎖的な村から13歳の少女・アリスン・カーターが消えた。若きエリート警部・ジョージ・ベネットは少女の捜索に異常な執念を燃やす。アリスンの生存を否定する証拠が次々と出てくる。ジョージは死体なき殺人事件と考え、被疑者を勾留した。

アリスンの死体は発見されることなく公判は維持され、陪審員の出した評決は「有罪」だった。

物語は完結したかのように思えたが、更なる第二部が用意されていた。

35年の歳月が流れ、ジョージは妻の看護のために退官。悠悠自適な生活を送っていた。息子の友人、ジャーナリスト・キャサリンの人柄に惹かれ、35年前の事件の取材を許可することになる。

ここから一挙にクライマックスまでどんでん返しの物語が展開される。もうこれ以上はここでは書けません。

著者の九作目「殺しの儀式」はCWA賞・ゴールドダガー賞を受賞していますが、それをも超えた一冊!?

2001/06


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