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黒い河 [book] [G・M・フォード]

sample2.jpgG・M・フォード/新潮社/お薦め度 ★★★★ 

前作「憤怒」同様、ノンフィクション作家フランク・コーソが活躍するシリーズ第二弾

イントロから意表をつかれる。殺しのターゲットは既に何者かによって殺されていた。殺しを命じられたギャングの手下は、さらに死体に向かって銃弾をぶち込む。

ギャングのボス、ニコラス・バラギュラの裁判-新築の病院が軽度の地震で崩壊、死者が出た。コンクリートの検査に絡み被告が不正利益を得た-に主人公だけが出版社社長のコネで傍聴人として認められる。

殺し、ゆすり、脅迫・・・あらゆる手段を駆使するギャング。元恋人、カメラマンのドアティに迫る危機。検察官ルネ・ロジャーズの協力を得て(何で検察官が主人公に協力するのかは?だが・・・)、悪に立ち向かうフランク。

「二度も殺された」殺人事件と裁判の関係はいかに・・・物語はサスペンスフルに展開する。

シリーズ第一弾の出来がよかっただけに、ちょっと残念かな!?

2004/05

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