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闇という名の娘 [book] [~'23海外編]

sample1.jpgラグナル・ヨナソン/小学館/お薦め度 ★★★★☆

アイスランド・ミステリー

フルダ・ヘルマンスドッティル警部、64歳、上司からの呼び出し、来月から若手に来てもらう、きみのあとを引き継いでもらうので2週間後に席を明け渡すように、と指示される。早期退職は望んでいないのに・・・

2週間の間、フルダは未解決事件を担当したいと申し出、了解を得る。その事件とは、難民申請中のロシア人女性の不審死事件、当初は申請が通らず自殺としたとされていた。

フルダの捜査と並行してシングルマザーの不安と失意、男と女が遠出する話が描かれている。

三つの物語が劇的に交わるのだが、それより少しづつ明らかになるフルダの人生、余りにも悲しく、秘密めいた、不運な、そのものが凄すぎる。そこまで何度も何度も打ちのめされなくてもいいのに、と・・・

それだけで話は終わらない、更に打ちのめされる結末がまっている。過去にこんな悲運の警察小説があっただろうか!?

ちょっと気が早いが今年のベストミステリーかも!?

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