料理長が多すぎる [book] [海外ミステリー遺産]
レックス・スタウト/早川書房/お薦め度 ★★★★
海外ミステリー遺産
1938年刊、巨漢の食いしん坊探偵が活躍
310ポンド(140キロ)の巨漢美食探偵ネロ・ウルフは、15名の巨匠が5年に1度集まる食の祭展?に主賓として招待される。15名といっても3人は故人、2名は欠席、10名の料理長だけが集まる。
メインイベントの前日、ソースの味きき、9皿のソースの抜けている香辛料を当てる、の最中、ひとりの料理長がナイフで刺殺される。
ウルフと助手のグッドウィンが捜査に乗り出すというのが通常のパターンだが、頑固なウルフはひつ筋縄では事件解明を引き受けない・・・
なんだかんだと回り道をするが、最後にはウルフが真犯人を見つけ出すという筋書き。それにしてもひねくれ探偵のウルフと助手のかみ合わない会話が実に面白い。
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