生存者ゼロ [book] [~'23 国内編]
安生正/宝島社/お薦め度 ★★★★
「このミス」大賞受賞作
「45万部突破!」の新聞広告にひかれ・・・
「このミス」大賞といえば、「チームバチスタの栄光」/海堂尊が思い浮かぶが、決してメジャーな賞ではない!?しかし、この出版不況のなかで45万部とはすごい・・・
北海道の海上石油基地と連絡が途絶え、テロ攻撃の可能が高いということで、廻田三等陸佐らが悪天候の中ヘリで現場に向かう。そこで見たのは職員全員の不気味な死体だった。
廻田のチームに加わったのは、アフリカで妻と子を亡くした感染症学者の富樫。足元をすくわれ理化学研究所をおわれた過去を持つ男だった。
自衛官と感染症学者とくればバイオテロ!?
そこに昆虫学者が加わる後半は往年の西村寿行を彷彿させる怒涛のアクション・・・
なんでシロアリ、羽アリなんだということはさて置いて、ストーリーに身を任せ、一気読みしてください。十分愉しんでいただけるはず。侮るな「このミス」大賞ということかな!?
追伸:続いて「このミス」大賞の「珈琲店タレーランの事件簿」、「一千兆円の身代金」を手にしました。
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